テンプレートワールド『シューター』のススメ!

こんにちは、simatten(しまってん)と申します。

この記事では「テンプレートワールドプロジェクト」の一部として制作した「テンプレートワールド『シューター』」についての解説をしていきます!

「テンプレートワールド『シューター』」のプレイ風景!

「テンプレートワールドプロジェクト」とは?

cluster にゲームワールドを制作する際のテンプレートとなる Unity プロジェクトです。 ゲームワールドを作るのに必要な素材が詰まっているので、一から作らずともこれに手を加えるだけで自分だけのゲームワールドを制作することができるようになっています!

詳しくはこちらの記事をご参照ください!
https://note.com/cluster_official/n/n7015ffbc1965

導入方法

テンプレートワールド『シューター』が入っているプロジェクトフォルダのダウンロードは下記のリンクから!(clusterのワールドはスマホからでも遊べますが、プロジェクトフォルダはスマホでは開けません。WindowsやMac等に対応しています。)

https://github.com/ClusterVR/ClusterCreatorKitTemplate/archive/master.zip

ダウンロードしたプロジェクトフォルダの中にあるワールドを見るには、対応したバージョンのUnityを使用する必要があります。導入方法は下記のリンクから!(Creator Kitはプロジェクトに導入済みなので、「1.Unityをインストールしよう」を済ませるだけでOKです!)

https://creator.cluster.mu/2020/02/27/helloworld/

対応したバージョンのUnityがインストールできたら、早速ワールドの中身を見てみましょう!

まずはあらかじめプロジェクトフォルダを展開しておきましょう。

次にUnityHubを開いて、展開したフォルダをリストに追加しましょう。

最後にUnityHubに追加された項目をクリックすると、Unity上でワールドが開かれます!

もしもこの時点で以下の画像のようなエラーが出てきた場合はワールドを編集するための機能が正常に使えない状態ですので、こちらの記事をご参照下さい!

https://creator.cluster.mu/2020/03/04/faq-unity-package-manager-error/

1.フォルダ構成

プロジェクトフォルダの中身を紹介します。 重要なのはプロジェクトフォルダの Assets/ClusterCreatorKitTemplate/Shooter の中身なので、その部分に絞って紹介します。

Animations : 銃や的のAnimationデータが入っています。

AnimatorControllers : 銃や的のAnimatorController(Animationの切り替えを制御するデータ)が入っています。

Audios : 銃を撃つときや弾が的に当たった時等に用いる音が入っています。

Materials : Material(3Dモデルの質感を設定するデータ)が入っています。

Models : 3Dモデルのデータが入っています。

Prefabs : 一つのオブジェクトとして機能するように設定された、アイテムや地形のPrefabデータが入っています。とにかくモノを配置して遊びたければ、この中のPrefabデータをワールドにドラッグアンドドロップ!

Scenes : ワールドを構成するSceneデータが入っています。この中の「Shooter」という名前のSceneデータをダブルクリックで開くとワールドの中身を閲覧したり編集できるようになります!

Textures : Texture(3Dモデルに貼り付けるための画像データ)が入っています。

2.Hierarcy構成

SpawnPoins : アバターの出現位置の設定が入っています。

DespawnHeight : ステージの下限を設定するオブジェクトです。

Lightnings : 光源が入っています。

StaticObjects : 地形などの動かないオブジェクトが入っています。

Items : 銃や的など、他のオブジェクトに対して作用したり作用されたりするオブジェクトが入っています。

SignBoard : 看板です。銃を改変した時はここに説明を書いてあげるといいかも。

Particle System : ワールドの周りのキラキラはこれで発生させています。

Bgm : BGMはこれで鳴らしています。

WorldGateToGameWorldCenter : ゲームワールドセンターへ繋がるゲートです。

3.仕様説明

的。ミステリーデータではない

的 : 弾を当てるとHPが減り、HPが0になると壊れます。 HPの残量は的の下にある帯状のゲージで確認できます。 壊してからしばらくすると復活します。 気持ちいいリアクションをしてくれます。

ハンドガン。回転リロードはハンドガンナーのたしなみ

ハンドガン : 6発の弾が装填されており、使用ボタンを押すと撃てます。撃ち切った後に撃とうとするとリロードします。 的を壊せるように3発ずつ撃ってリロードをキメたりするとカッコいい!

マシンガン。数こそ力

マシンガン : 使用ボタンを押しっぱなしで連射できます。銃を撃つと熱ゲージが溜まっていき、銃が熱いほど熱ゲージの溜まり方も加速していきます。 熱ゲージが限界値を迎えるとオーバーヒートして完全に冷却されるまで撃つことができなくなってしまいます。 アツい力を制御して連射できるとカッコいい!

チャージガン。ドカンと一発

チャージガン : 使用ボタンを押しっぱなしでパワーをチャージすることができます。チャージしないととても弱いですが、チャージが完了した後にボタンを離すと全てを貫通するとても強い弾が撃てます。 直線に多くの的を捉えて一気に壊せるとカッコいい!

4.改変のススメ

ところでこれは「テンプレートワールド」なので……。 そう、自分の好きなように改変できるのです!! あんな魔改造もこんな魔改造も!!

例えば……

・壁や床で跳ね返る弾、すごく速い弾やすごく遅い弾、重力を適用した弾
・動く的、脆い的、丈夫な的
・銃の特性に有利なステージ構成
・ワントリガーで3発発射できるハンドガン!
・いくら撃ってもオーバーヒートしないマシンガン!
・チャージが0.1秒で終わるチャージガン!
・いっそのことチャージガンの弾が発射できるマシンガン!
・銃を発射できる銃! 的を発射できる銃!
・他のアバターとの打ち合い機能!

などなど……

5.改変してみよう!

というわけで今回はサクっとステージ構成を改変してみましょう!!

PrefabをワールドのSceneに配置

Prefabsフォルダからワールドにドラッグアンドドロップするだけで簡単にオブジェクトを配置できます。

移動回転拡大縮小もカンタン

移動や回転や拡大縮小も簡単です。

完成したら、エディタ上部にある再生ボタン▶を押してプレイしてみましょう!あなたの配置したものが反映されたワールドが遊べます!!

チャージガン無双!!

例えばこんなステージも作れます! チャージガンが強い!! 気持ちいい!!

的が大きい!!

的のボスも配置してみました。ガンガン撃てるマシンガンの強さが光る!

(的の強度の設定については後日の紹介を予定しています。「早く自由に改変して遊びたい!!」という方は、 https://clustervr.gitbook.io/creatorkit/ の各種コンポーネントについての説明とアイテムについているコンポーネントを照らし合わせながら改変していくと機能が分かってくるかもしれません!)

改変してみたワールドは下記のリンクから遊ぶことができます!

https://cluster.mu/w/bafeff49-5d27-4618-b941-1d0602ce0808

ちなみにワールドをcluster上にアップロードする方法は下記のリンクから!

https://creator.cluster.mu/2020/03/05/howto-world-upload/

その他、初心者用の記事は下記のリンクにまとめてあります!

https://creator.cluster.mu/category/%e3%81%af%e3%81%98%e3%82%81%e3%81%a6%e3%81%ae%e3%83%af%e3%83%bc%e3%83%ab%e3%83%89%e4%bd%9c%e6%88%90/

記事を見てくださったあなたも是非、改変を楽しんでみてもらえると嬉しいです! 独自のゲームとして作り上げるもよし、しっちゃかめっちゃかなワールドにするもよし! 是非お楽しみください~!

Cluster Creators Guide|バーチャル空間での創作を学ぶならをもっと見る

今すぐ購読し、続きを読んで、すべてのアーカイブにアクセスしましょう。

続きを読む