今回はトレイルを使って動くオブジェクトにエフェクトを追加してみましょう!
使い方は様々ありますが乗り物につけると疾走感が出たり、手に持つオブジェクトにつけるとまるでサイリウムのようにも使えます。

トレイルを使ってみよう
トレイル(Trail)を用いると、オブジェクトの動きを強調したり、移動するオブジェクトの軌跡や位置を目立たせることができます。
Trail Renderer を使って動いているオブジェクトに軌跡をつけてみましょう!
- まず Unity 上部のメニューもしくは Hierarchy を右クリックして GameObject > Effects > Trail から トレイルを作成します。

トレイルオブジェクトが作成できたら、どのような動きをするのか確かめてみましょう。
Unity 上部にある再生ボタン「▶」を押して Play してください。
再生中に Scene タブを選択し、先ほど作成した Trail を選択して移動させてみてください。デフォルトでは太い白い線が描かれていることがわかりましたね!

トレイルを調整してみよう
次は作成したトレイルの太さや表示される時間、色を変更してみましょう!
Trail を選択して Inspector にある Trail Renderer の設定を変更していきます。
- まずは太さを変更してみましょう。Trail Renderer の一番上にあるグラフに注目してください。
- 「Width」という文字の下の数字を変更します。今回は「0.2」と設定します。この値はメートル規格です。


どのように変化したのか先程と同様に再生ボタン「▶」を押して 確認してみます。
上が初期値のトレイル、下が値を変更したトレイルになっています。トレイルの幅が小さくなっていますね!

- 続いてはトレイルの表示時間を短くしてみます。Trail Renderer の 「Time」の値を「1」に変更します。この値は秒数です。
上が初期値のトレイル、下が値を変更したトレイルになっています。

- 最後にトレイルの色を変更してみます。Trail Renderer にある Color の右枠を選択すると Gradation Editor という色変更をするウィンドウが表示されます。

長方形のグラデーションバーは右に行くほど時間的に遅れて表示されます。
- グラデーションバーの下部に置かれた上向きの矢印をクリックしてそのまま Colors を選択してください。選択するとカラーパレットが表示され、色を変更することができます。
Gradation Editor の詳しい変更方法はこちらを参考にしてください。
今回は赤から黄色に変化するように色を変更してみました。

上が初期値のトレイル、下が値を変更したトレイルになっています。

そのほかにも Trail Renderer には色々な設定があります。
もっと個性を出したい方は Unity 公式ドキュメントを参照してください。
トレイルを持てるようにしよう
サイリウムを振ると軌跡が出るように、トレイルを持てるようにしてみます。
- まず Unity 上部のメニューもしくは Hierarchy を右クリックして GameObject > 3D Objects > Cylinder から円柱を作成します。手に持つためちょうどいい大きさに Scale を調整してください。

- 作成した円柱の子に Trail を移動させます。Trail は円柱の中に埋め込むように配置します。
- CylinderにGrababble Itemをつけて、持てるようにします。
持てるアイテムのつくり方や Grip の設定方法はこちらの記事を参考にしてください。


これで準備は完了です。アップロードをして動作を確認してみましょう!
