こんにちは!こちらの記事では、CreatorKitでのアイテムの種類と使い方を学んで、ワールドでアイテムを利用できるようになるまでを実際に触りながら解説していきます。
詳しい仕様についてはCreatorKit公式ドキュメントをご確認ください。
アイテムでできること

アイテムを導入するとワールド内でオブジェクトを掴んだり、離したりできるほか、アイテムを使って他のプレイヤーと一緒に楽しむこともできます。
アイテムの設定方法
アイテムにしたいオブジェクトを選択した状態で、「Inspector」から「Add Component」でItemコンポーネントを追加します。

掴めるアイテム、物理的な影響を与えられるアイテムなどなど、作りたいアイテムの性質によって追加するコンポーネントが異なりますので、ざっくり紹介します。
コンポーネントの種類と役割
Item:
ワールド上に配置できるインタラクティブなオブジェクトにするためのコンポーネント。単体では何も起きません
Grabbable Item:
オブジェクトを掴めるようにするためのコンポーネント。
Movable Item:
ワールド内のプレイヤー間でオブジェクトの位置を同期させるためのコンポーネント。
Rigidbody:Movable Itemの挙動を制御するために必要なコンポーネント。物体を無重力にしたり、質量を変えられたりする。
※Rigidbodyについて詳しくはUnityマニュアル-Rigidbodyを参照してください。
では、アイテムコンポーネントの仕組みがそれとなくわかったところで、実際にワールド内にアイテムを作ってみましょう。
掴めるアイテムのつくり方
掴めるようにしたいオブジェクトに「Grabbable Item」コンポーネントを追加します。
コンポーネントを追加すると必要なコンポーネントが自動で追加されます。楽ですね🙌✨

「Grabbable Item」の「Grip」の指定がない場合は、プレイヤーが掴んだ部分を起点としてアイテムを持ちます。

「Grip」を設定すると、触れた場所に関係なく指定したオブジェクトのZ軸方向を正面にしてアイテムを掴むようになります。

Gripの設定方法
「Item」(GrabbableやMovable含む)コンポーネントが付いたオブジェクトを親として、持ち手(Grip)にしたいオブジェクトをアイテムの子階層にします。

持ち手にしたいオブジェクトを「Grabbable Item」の「Grip」の項目にドラッグアンドドロップすれば設定完了です!👌

Grabbable Itemを使わないアイテムの例
例えば、「転がせるボール」が必要で、「手で持てるようにしたくない」といった場合はオブジェクトに対して「Movable Item」コンポーネントを追加しましょう。(※ItemとRigidbodyが自動で追加されます)

こうすることで、手で掴むことはできないが、アイテムや体を使って動かせるアイテムを作ることができます。
これにてアイテムについての基本的な説明は以上となります。
ぜひアイテムを使った様々な遊びやワールド作りに挑戦してみてください!