こんにちは!こちらの記事では、UnityのPostProcessing(ポストプロセシング)を使ってワールドをより魅力的にする方法を紹介します。
では早速行きましょう!
PostProcessing(ポストプロセシング)とは
PostProcessingとは画面の見た目をより現実感のあるビジュアルに変化させてくれる機能です。


ポストプロセシングのインストール
Unity上部の「Window」から「Package Manager」を選択します。

PostProcessingの項目を選択してウィンドウ右下の「Install」からインストールします。
Creator Kitで利用可能なバージョンについてはこちらを参照してください。

※CreatorKitのサンプルプロジェクトを利用している場合、すでにインストールされているので、ここの手順はスキップしてOKです
ポストプロセシングの適用

この記事では無料アセットの Nature Starter Kit 2 を使って作ったワールドに適用する例を紹介します。(※ポストプロセシングの適用にこのアセットは不要です)
すでにワールドを作っている方は、お持ちのSceneデータを使ってやってみましょう!
Post-process Volumeの導入
Hierarchy内で右クリック、「3D Object」>「Post-process Volume」をクリックして、Post-process Volumeオブジェクトを作成します。

Post-process Volumeオブジェクトの「Inspector」より「Layer」の値を「PostProcessing」に変更します。

もしLayer内に「PostProcessing Layer」が存在しない場合や21以外の数字になっている場合は次の手順を行います。
Unityのメニューにある「Edit」から「ProjectSettings」を開き、 Tags and Layers > Layers から User Layer 21 に PostProcessing を設定すればOKです。

次に、ポストプロセシングをシーン全体に適用するため、Post Process Volumeコンポーネントのプロパティ「Is Global」にチェックを入れ、「Profile」の「New」を押して設定用データを作成します。

作成すると、「Add effect…」が出現するので、ボタンを押しましょう。

今回は「Bloom」という光のにじみを表現できるEffectを適用してみます。

「Bloom」の矢印をクリックするとパラメータの一覧が出現します
変化がわかりやすいように、極端に数字を
「Intensity」(明るさ)を「1.5」に設定し、「Threshold」(輝度の閾値)は「1.4」に設定してみました!

では、Unityの再生ボタンを押して確認してみましょう!

光がより強調されて、絵にメリハリができましたね!
数値を変えてみたり、他の設定項目にチェックを入れてみたりぜひいろいろ試してあなた好みのワールドに仕上げてみてください!
以上でポストプロセシングの基本的な使い方でした😉

他のEffectや各種パラメータについてはUnityの公式ドキュメントにあるポストプロセシングの概要の項を参考にしてみてください!

ポストプロセシングを活用してワールドをより魅力的にしていきましょう!