clusterでの創作をサポートする便利機能が詰まった「Cluster World Tools」を配布します!

2023/6/19:Version1.2をリリース!

clusterでの創作をサポートする拡張機能を公開します!
制作中のデバッグや軽量化、クラフトアイテム制作に役立つ便利な機能を集めました。その使い方を紹介していきます。

各機能は上部メニューに追加される「WorldTools」から利用できます。

導入方法

Cluster Creator Kit導入済みのプロジェクトに導入してください。

どちらかの方法で導入してください。両方の方法で導入した場合、不具合が起きる可能性があります。

UnityPackageで導入する

下記から「ClusterWorldTools.unitypackage」をダウンロードし、Cluster Creator Kit導入済みのUnityプロジェクトにインポートしてください。
アップデートの際は、最新のUnityPackageファイルを再度ダウンロード・インポートしてください。

Package Managerを利用して導入する

Unityエディター上部メニューのWindow>Package Managerを開きます。
左上の+ボタンから「Add package from git URL」を選択し、以下のURLを入力します。

「Add package from git URL」を利用するためには別途Git環境をインストールしておく必要があります

アップデートの際はPackage Managerで「In Project」からCluster World Toolsを選択し、Updateボタンをクリックしてください。

便利な機能の解説

レイヤー自動設定

ワールドで利用できるレイヤーを自動で設定します。

トリガーモニター

プレビュー実行中にトリガーの値を確認できます。Key検索やアイテム検索で抽出して表示することもできます。
Integer型やFloat型は値がそのまま、Bool型は0か1で表示されます。
Signal型は変更されたときに緑色に光ります。

テクスチャインポート設定

テクスチャインポート時にサイズ上限とモバイルでの圧縮形式を自動で設定します。 PC・モバイル別のサイズ上限と、モバイルでの圧縮品質を選択できます。

初期状態ではこの機能は無効です。設定ウインドウで「制限を適用」にチェックを入れると自動で適用されるようになります。

※設定は自動で適用されますが、設定変更時は再インポートをおこなう必要があります。
※この設定は全てのプロジェクトで共有されます。有効になっていると、他のプロジェクトに導入したときは始めから有効になります。

改善チェック

よくある不具合・エラーの原因をチェックしてConsoleに表示します。 一部は自動修正することができます。
Console上のエラーや警告をクリックすると、不備のあるオブジェクトを確認することができます。

Version1.1での更新
・チェック・修正できる項目が増えました。
・実行時に自動的にConsoleにフォーカスするようになりました。

Version1.2での更新
・チェック・修正できる項目が増えました。
・チェックする項目を個別に選択できるようになりました。

Cluster Creator Kitオブジェクト作成

Hierarchyの右クリックやGameObjectメニューから、Cluster Creator Kitの基本的なコンポーネントを作成できるようになります。

Version1.2での更新
・移動速度とジャンプ力を変更するギミックを作成できるようになりました。

Audio Listener自動削除

ワールドにCameraを設置したとき、自動的にAudio Listenerコンポーネントを削除します。

Webトリガー生成(かんたん)

シーン内のギミックコンポーネントからbool型とsignal型のKeyの一覧を表示し、選択してWebトリガー用のJSONファイルを書き出すことができます。

書き出したJSONファイルはイベントページやエディタ上のWebトリガーウインドウから読み込んで使うことができます。

イベントでの利用のほか、デバッグ時に簡易的にギミックを動かす場合などにもオススメです。

Webトリガー生成(詳細)

詳細な設定をしてWebトリガー用のJSONファイルを書き出すことができます。 自分で入力するほか、ギミックコンポーネントのついたオブジェクトを読み込むことでいくつかの項目を自動入力できます。 既存のJSONファイルを読み込むこともできます。

こちらは設定できる項目が多く、複雑なWebトリガーを作成できます。
Webトリガーの詳細はCluster Creator Kit公式ドキュメントを参照してください。

Key検索

条件を指定して、シーン上で使われているKeyを検索します。
表示されたKeyをクリックするとそのオブジェクトが選択され、また同じ条件のKeyを再検索することができます。

Version1.2での更新
・UIを刷新しました。
・Key名だけでなくTargetを指定して検索できるようになりました。
・Logicの計算式に使われているKeyが検索できるようになりました。

トリガー発行

プレビュー時のみ使えます。
Hierarchy上でギミックコンポーネントのついたオブジェクトを選択すると、任意の値のトリガーを発行することができます。
Signal / Bool / Integer / Float / Double型に対応しています。Vector2 / Vector3型は未対応です。

Post Process Volumeのレイヤー自動変更

シーンにPost Process Volumeが設置されたときに、自動でレイヤーを「21: Post Processing」に変更します。

クラフトアイテムプレビュー

PrefabやGameObjectを指定して、ワールドクラフトに設置した際の見た目をシミュレーションすることができます。
ワールドクラフトの「ワールド環境>エフェクト」で設定できる「光の強さ」「カラーフィルタ」が適用された見た目を確認することができます。

こちらの機能を利用するためにはCluster Creator KitとPost Processingが導入されている必要があります。Post Processingの導入についてはこちらの記事が参考になります。

便利な機能を使ってワールド制作を効率化しましょう!

Cluster World Toolsについてのご意見を募集しています

「Cluster World Tools」は今後も随時アップデート予定です

現在の使い勝手や、あると嬉しい機能などをお聞きするフォームを開設しました。
こちらからぜひご意見をお寄せください。
今後のアップデートの参考にさせていただきます!(ご要望が必ずしも反映されるとは限らないことはご承知おきください)

▼フォームはこちら
https://forms.gle/Bdp12Db53Ha5uke87

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