clusterでは、cluster内でワールドを作成できる「ワールドクラフト」で使える「クラフトアイテム」、アバターに自由に装着できる「アクセサリー」を、自分でつくったものを販売することができます。販売までの手順は下記をご覧ください。
今回紹介する商品ディスプレイアイテムを使うことで、Unityでつくったワールドでストアのページをダイレクトに開けるようにできます。
つまり、自分のクラフトアイテムやアクセサリーを宣伝して、その場で購入できるワールドがつくれるということです!
- Product Display Item|Creator Kit ドキュメント
今回は商品ディスプレイアイテムの使い方を解説します。
Cluster Creator Kitをアップデートする
まず、商品ディスプレイアイテムを使うには、Cluster Creator Kitのバージョンが1.18.0以降である必要があります。
古いバージョンの方は、過去記事を参考にアップデートをしてください!
Prefabを使って、かんたんにつくる
商品ディスプレイアイテムを手っ取り早く使うために、Prefabを用意しています。こちらを使うことで、自分のワールドにすぐに配置することができます。
「ProductDisplayItem」を配置する
- Projectの左下のフォルダが表示されている欄から「Packages > Cluster Creator Kit >PackageResources > Prefabs」を選択してください。
- いつもの「Assets」とは違うフォルダなのでご注意ください!
- 「ProductDisplayItem」というPrefabがあるので、こちらをドラッグ&ドロップして好きな位置に配置してください。

購入できるようにしたいクラフトアイテム・アクセサリーのIdを設定する
後は、購入できるようにしたいクラフトアイテム・アクセサリーの設定をするだけです!
- 公式Webサイトから、購入できるようにしたいクラフトアイテムのIdをコピーしてください。
- Unityに戻って、「ProductDisplayItem」を選択してInspectorの「Product Display Item」の「Product Id」という欄に先ほどのIdをペーストしてください。
- これで完成です!プレビューを押して、キューブが表示されていれば成功です!
ちゃんと表示されるか確認するためにはワールドとしてアップロードする必要があります。
販売できるようにするためには、販売したいクラフトアイテム・アクセサリーが「ストアに公開」されている必要があります。ストアの公開方法はこちらの記事でも解説しています。


商品アイテムディスプレイの向きは、LocalでZ軸の方向(青い矢印が向いている方向です)が正面となります!

1から設定して商品ディスプレイアイテムをつくる
Prefabを使う方法が最もかんたんですが、コンポーネントを1から設定してつくることもできます!
設定したいオブジェクトを用意する
- まず、Hierarchyから右クリックで「Create Empty」か上部ウインドウの「GameObject > Create Emptyで空のGameObjectを設定してください。
- 同様の手順で空のGameObjectをつくり、先のGameObjectの子に設定してください。
- これが表示するアイテムの位置を決めるGameObejctとなるので、分かりやすいよう名前は「ProductDisplayRoot」としておきましょう。

コンポーネント「ProductDisplayItem」を設定する
それでは「ProductDisplayItem」を設定していきます!
- 先ほどつくったGameObjectの内、親のGameObjectを選択して、InspectorからAdd Componentを選択して「ProductDisplayItem」を追加してください。
- 「ProductDisplayItem」では「Product Id」「Product Display Root」を設定できます。
- 「Product Id」は先ほど解説したように、購入できるようにしたいアイテムのIdを設定します。
- 「Product Display Root」は先ほど「ProductDisplayRoot」という名前にした子のGameObjectを設定します。

これで設定は完了です!プレビューを押して、先ほどと同様にキューブが表示されていれば成功です!
商品ディスプレイアイテムは必ずしも台に乗っている必要はないので、例えば実際に使われた風景をイメージできるように置いてみたり…ということもできます。


また、シチュエーションに合わせた展示場みたいなものをつくるのもいいかもしれませんね!


アイデア次第で思わず購入したくなるワールドもつくることもできるかもしれません。
ホームワールドがある方は、自分のワールドに置いてみたり、ぜひ色々と試してみてください!