インタラクトするとデバイスが振動するアイテムをつくってみよう！「バイブレーションAPI」を使う

Cluster Creator Kit v2.33.0.2（以下、CCK）から、「バイブレーション API」を使うことができるようになりました。

このAPIを使うと、デバイスを振動させることができます。振動を組み合わせることでゲームの臨場感を高めたり、探索に面白さを与えることができる汎用的な機能になっています。
この記事では、基本的な実装方法を紹介します。

Table of Contents

デバイスを振動させるために必要な設定

振動させられるデバイス

iOS/Android デバイス、Quest、SteamVR 対応デバイス

いずれもデバイス本体やコントローラーがバイブレーション機能を有している必要があります。

iOS/Android デバイスは設定から「バイブレーション」をONに

iOS/Android デバイスの場合は別途設定が必要になります。

画面右上のclusterロゴを選択し、メニュー画面を開いてください。
表示された画面で上部のメニューから歯車アイコンの「設定」を選択してください。
設定メニュー内の「操作」を表示してください。
操作内の「触覚のフィードバック」→「バイブレーション」をONにしてください。

インタラクトしたら振動するアイテムをつくる

この記事では、基本的な使い方として「インタラクトしたら振動する」アイテムをつくっていきます。

Cubeなどでオブジェクトを用意してください。
- Scriptable ItemコンポーネントとPlayer Scriptコンポーネントを追加し、下記のサンプルスクリプトを貼り付けてください。

Cluster Script

$.onInteract(player => {
  $.setPlayerScript(player);
  player.send("vibrate",true);
});

Player Script

const haptics = _.hapticsHandle;

_.onReceive((id, body, sender) => {
  if (id !== "vibrate") {
    return;
  }
  if (!haptics.isAvailable()) {
    return;
  }

  const effect = new HapticsEffect();
  effect.frequency = 0.1;
  effect.amplitude = 1;
  effect.duration = 0.1;

  haptics.playEffect(effect, null);
});