ワールドアップロード時のエラー別対処法

このページでは、ワールドのアップロードに失敗した場合の情報を提供しています。
様々な事例を紹介していますので参考にしてみてください。

最新の情報はこちらのページで更新しています。

1:コンソールログにエラーが出ている場合

Assertion failed on expression ‘devide.IsInsideFrame()’

こちらのエラーログは unity の再起動で直ります。アップロードに問題はありません。

赤い「!」がエラーです。

Assets\AllSkyFree\AllskyFree_Menu.cs(10,4):error CS0246: The type or namespave name ‘MenuItem’ could not be found

Unity Asset 「AllSky (Free)」に入っているC#スクリプト AllskyFree_Menu.cs が原因となっています。
Assets > AllSkyFree にある AllskyFree_Menu.cs を削除することで解消できます。


Assets\Standard Assets\Characters\FirstPersonCharacter\Scripts\FirstPersonController.cs

Unity Asset 「Standard Assets」に入っているC#スクリプト FirstPersonController.cs が原因となっています。
Assets > Standard Assets > Characters > FirstPersonCharacter > Scripts にある FirstPersonController.cs を削除することで解消できます。


現在のSceneのUnityPackage作成時にエラーが発生しました。
This cannnot be used during play mode .

「Configurable Enter Play Mode」が ON になっていることが原因です。
Edit > Project Settings > Editor から「Enter Play Mode Options」をオフにしてください。


DXT1 compressed textures are not supported when publishing to iPhone Resources/unity_builtin_extra

Resources > unity_builtin_extra のフォルダ下にあるDefault-Checker-Grayなどの標準テクスチャはiOSでは利用できないため、他のテクスチャを使うようにして下さい。


D3D11: Failed to create render texture primary DSV (error 0x80070057)

古いハードを利用しているときにこのエラーが出ることがあります。
Edit > ProjectSetting > Quality > Inspectorから、Anti AliasingをDisabled(無効)にすることで解消できます。


Assets\PostProcessing\Editor\PropertyDrawers\MinDrawer.cs(6,34): error CS0104: ‘MinAttribute’ is an ambiguous reference between ‘UnityEngine.PostProcessing.MinAttribute’ and ‘UnityEngine.MinAttribute’

Post Processing Stack v1をUnity2018.3以降でビルドするとエラーが出ます。
Post Processing Stack v1を削除し、必要であるならば後継の Post Processing Stack v2 を利用してください。
PostProcessingを使ってワールドをより魅力的にする方法

2:ワールドアップロードウィンドウにエラーが出ている場合


ワールドのアップロードに失敗しました。必要なBuild Supportが全てインストールされているか確認してください

PreProcess、 Windows、Mac、Android、iOS、PostProcess のいずれかが Failed になっている場合、現在作業中の Unity プロジェクトに適切に Build Support が導入できていない可能性があります。Build Support の導入方法はこちらの記事をご覧ください。

また、現在利用しているバージョンにどのモジュールが入っているのかを確認する方法については「Unity Hub > インストール > Creator Kit ドキュメントに記載の推奨バージョンの三点リーダ > モジュールを加える。」によって確認できます。

プロジェクトに入っている関係ないスクリプトがビルド時にエラーを起こしている場合もありますので、必要なBuild Supportがすべてインストールされていても問題が解消されない場合は、そちらもご確認ください

【cluster】すぐ出来る!ワールド作成の始め方

ワールドにはTagが[MainCamera]のCameraを配置できません
unityEngine.Debug:LogError(Object)

アップロードシーンに「MainCamera」というTagの Camera が設置されてしまっています。
ワールドに必要なければ Camera を削除してください。
もしワールドのギミックとして利用したい場合は、MainCamera のTagを Untagged に変更して利用してください。またワールドに Camera をそのまま設置してしまうとプレイヤーの視界が固定されてしまうので注意してください。

Camera を置く場合は Inspector の Tag を変更しよう

3:「!」マークのウインドウが出てUnityが強制終了した場合

アップロード中などに「!」マークのウインドウが表示され、Unityが強制終了してしまうことがあります。これには多くの原因が考えられ特定が難しいですが、考えられる一部のケースと対策についてご紹介します。

サンプルプロジェクトのMinimal sampleがアップロードできるか確認する

原因の切り分けのために、まずは最小構成でのアップロードが出来るかどうか確かめてください。サンプルプロジェクトをダウンロードし、Minimal sampleというシーンを開いてアップロードします

最小構成でアップロードできる場合はプロジェクトの問題、最小構成でもアップロードできない場合はシステムそのものの問題の可能性が高いと考えられます。

ログファイルを確認する

Unityは常にログファイルを残しており、それを確認することでクラッシュの原因が分かることがあります。ログは以下の場所に保存されています。

  • macOS:~/Library/Logs/Unity/Editor.log
  • Windows:C:\Users\username\AppData\Local\Unity\Editor\Editor.log ※usernameは自身のユーザー名

このログはUnityを再起動するたびに上書きされるため、Unityのクラッシュ直後に確認する必要があります。

テキストエディタでEditor.logファイルを開き、「Crash」という文字列を検索します。その前後にエラーメッセージが残っていたり、直前でクラッシュの原因となるファイルを読み込んでいることが多いです。なお、Editor.logにはPCのユーザー名など個人情報が含まれています。他の人に見てもらう場合は十分注意しましょう。

スクリプトを削除する

プロジェクト内にCluster Creator Kitと無関係のスクリプトファイルが含まれている場合にクラッシュすることがあります(ワールドに利用していなくてもプロジェクト内に含まれるだけで影響します。またclusterのワールドではCluster Creator Kit以外のランタイムのスクリプトを利用することはできません)。不要なスクリプトファイルを削除してみてください。

ファイルパスが長すぎる

Windowsではフォルダの階層が深すぎたりフォルダ名・ファイル名が長すぎる場合にビルドが失敗することがあります。

長すぎるファイル名がないか確認し、またプロジェクトをCドライブ直下など浅い階層に移動して試してみてください。

上のようにファイルパスが長い場合はCドライブ直下にファイルを移動すると下のようにファイルパスが短くなります

システムを最新にする

OSなどのシステムの不具合によりクラッシュする場合があります。OS、あるいはDirectXやグラフィックドライバーを最新版に更新してください。

PCのメモリが不足している

メモリ容量の小さいPCや、同時に多くのアプリケーションを実行している場合などに必要なメモリを確保できずクラッシュする場合があります。タスクマネージャー(Windowsの場合)などでメモリの使用状況を確認してみてください。

PCの保存領域が不足している

HDDやSSDといった保存領域の容量が不足している場合にもビルドに失敗する可能性があります。不要なファイルを削除するなど、容量に余裕を持たせてください。