clusterでは、Cluster Creator Kitを使うことで、様々な動作に効果音を導入することができます。
効果音をつけることで、見た目だけではなく、音が加わった情報量の多い体験をもたらすことができます。
今回は「オブジェクトの表示、生成時に音をつける方法」を紹介します。このギミックを使うことで、下記のようなびっくり箱などに応用することができます。
音の鳴らし方・音の範囲の設定
音の鳴らし方や範囲等の基本的な設定は下記の記事をご覧ください!
オブジェクトの表示、生成に音をつける
ここから、オブジェクトの表示、生成に音をつけるギミックの具体的な作成方法を解説していきます!まず図にしてみると、下記のようになります。

オブジェクトにAudio Sourceをつけ、Play on Awakeにチェックを入れることで、そのオブジェクトが
- 非表示から表示
- 生成される
という場合に音が一度流れるようになります。
この機能を使って、オブジェクトの表示、生成に音をつけてみましょう。
ボタンを押したら一時的に表示されるオブジェクトをつくる
まず、オブジェクトを表示、生成する仕組みを用意します。
例として、びっくり箱をつくります。
https://creator.cluster.mu/2020/06/25/display_temporarily/ を参考に、箱をクリックするとおばけが現れるようにします。
今回は下記の素材を利用して作成しました。
Animationをつくる
Animationをつくる
- Hierarchyで次のようにオブジェクトを作成しましょう。Modelにはおばけの3Dモデルが入ります。
- Ghostオブジェクトはチェックマークを外して非表示にしておきます。

- JackInTheBoxにAnimationを作成し、Ghostが数秒間だけ表示されるようにします。

- Animatorで遷移も設定しておきましょう。Openというトリガーでアニメーションに移るようにします。


オブジェクトの表示・非表示をできるようにする
オブジェクトの表示・非表示をできるようにする
- 次に、Switchに「Interact Item Trigger」を付けます。
- 「Target」はThis、「Key」はOpenにしてください。

- 続いて「Set Animator Value Gimmick」を設定しましょう。「Target」をItemにして「Item」にSwitchを指定します。
- Interact Item Triggerから送られたOpenというメッセージを受けて、AnimatorのOpenトリガーを動かします。

表示される時に効果音が鳴るようにする
表示される時に効果音が鳴るようにする
- 最後に、おばけのオブジェクトにAudio Sourceを追加し、効果音を設定しましょう。
- Audio SourceのPlay On Awakeという項目にチェックを付けると、おばけが現れると同時に音が鳴ります。

クリックすることで表示と同時に音を鳴らすことができました。
魔法や爆発といった表示、生成で演出できるオブジェクトには上記のような設定で効果音をつけることができます。