PDF・動画投影から画面共有、演出にも使える!スクリーンを活用してみよう

clusterでは、あらかじめ画像や動画、PDFファイルをアップロードすることで、スクリーンというオブジェクトにそれらを投影することができます。また、画面共有を行うことも可能です。

この機能を使うことで、プレゼン等のイベントがしやすくなります。
スクリーンは、Cluster Creator Kit やワールドクラフトを用いることで簡単にワールドに設置することができます。
また、投影するだけでなくスクリーンを用いてワールドの見た目をガラッと変えるような演出にも使うことができます。スクリーンをいろいろな方法で活用してみましょう!

ワールドクラフトでスクリーンを配置する

ワールドクラフトでスクリーンを利用するには、特定のクラフトアイテムを設置する必要があります。

公式が提供しているスクリーン機能付きアイテムは以下の7つになります。
各アイテムはクラフトアイテムのバッグからアイテムリストに追加することで配置を行うことができます。クラフトアイテムはバッグのパッケージやアイテム欄のカテゴリから探してください。

  • モニター(シネマパック|設備)
  • 小さいスクリーン(サバイバルパック|設備)
  • 大きなスクリーン(サバイバルパック|設備)
  • 特大スクリーン(サバイバルパック|設備)
  • スマートフォン(メリークリスマスパック|道具)
  • プロジェクタースクリーン(スクールライフパック|道具)
  • 映画のポスタースクリーン(シネマパック|装飾)

また、上記の公式アイテム以外にもワールドクラフトストアにはクリエイターが作成したスクリーン機能付きアイテムが販売されています。ワールドにピッタリ合うようなものを探してみてください。

Unityでスクリーンを配置する

Unity をつかってスクリーンを設置するには Cluster Creator Kit が必要になります。こちらからテンプレート・サンプルプロジェクトをダウンロードして追加しましょう。
プロジェクトの導入についてはこちらの記事を参考にしてください。

  • テンプレート・サンプルプロジェクトを起動したら、スクリーンを配置していきましょう。
  • ClusterVR > StaticResources > Prefabs の階層にある StandardMainScreen をSceneビューにドラッグアンドドロップすることで配置することができます。

また、ワールド制作をサポートするツール「Cluster World Tools」を導入すると、より簡単に設置できるようになります。導入方法などは下記の記事をご覧ください!

  • Cluster Creator Kitエディタ機能を活用することで設置したスクリーンがどのように見えるかをUnity上でテストすることができます!
  • まずは「▶」ボタンを押してシーンを再生しましょう。
    • 次にUnity上部メニューのCluster > Preview > ControlWindowを選択してPreview Control Windowを表示します。
    • 続いてメインスクリーン欄の「サンプル画像を投影」ボタンでスクリーンに画像を投影することができます。

モデルにスクリーン機能を組み込む

オリジナルのモデルをスクリーンに変えてみましょう!
この記事ではモデルの詳しい作成方法は省略します。スクリーンにしたい部分のUVをUV座標いっぱいに広げて展開します。UVの展開方法についてはこちらの記事を参考にしてください。

  • UVを展開できたらモデルを書き出してUnityにインポートしましょう。まずインポートしたモデルに
  • Add Component から Standard Main Screen View を追加します。モデルのScaleの値を(1, 1, 1)のままで使うので「Use Custom Aspect Ratio」にチェックを入れてください。
  • 次にInspector から Shader を ClusterVR > InternalSDK > MainScreen に変更します。
  • マテリアルのシェーダーはサンプルプロジェクトに含まれる「ClusterVR > InternalSDK > MainScreen」がオススメです。他のシェーダーでは正しく表示されない場合があります。

モデルをスクリーンにする方法をより詳しく知りたい方はこちらの記事を参考にしてみてください。

スクリーンの活用事例

スクリーンをそのまま画像や動画を映すだけでなく、ワールドを彩る装飾としても使うことができます!
この記事ではうまく活用している3つのワールドを紹介します。

スクリーンDeアスレ|TY(わい)

こちらはスクリーン機能のあるワールドクラフトアイテムを組み合わせてつくられています。壁や床、アスレチックの足場さえもスクリーンの色が反映されるので、とてもにぎやかな見た目になっていますね。

DJClubHouse《HEXA》|W@

こちらは音楽ライブを行うワールドです。ライブで流す動画に合わせて会場全体の色味がガラッと変わるようになっています。音だけでなく視覚でも楽しめますね。

スクリーンパズル|アビサ

最後に紹介するワールドは、スクリーンに投影した動画や写真がそのままパズルゲームとして楽しめるワールドです。投影する題材を変えることで何度でもみんなとパズルゲームを楽しむことができます。

このようにスクリーンは投影するだけでなくてワールドの見た目をガラッと変えるような演出にも使うことができます!みなさんもワールドをつくるときにスクリーンを活用してみてください。

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