v2.58のアップデートにより、ワールドクラフトで「光の強さ」というパラメータを設定できるようになりました。
このパラメータで光の強さを強くすると、マテリアルでEmmisionというパラメータが設定されているクラフトアイテムは発光しているように見えるようになります。
つまり、クラフトアイテムの一部のマテリアルにEmissionを設定することで、照明のような「光るクラフトアイテム」をつくることができるようになりました!

右が「Emission」を設定したクラフトアイテム
ワールドクラフトの「光の強さ」の環境はUnity上でも近いものが再現できます。
本記事では、「光るクラフトアイテム」のつくり方の他、制作のヒントとなるようにUnity上でのワールドクラフトの「光の強さ」の環境の再現するための参考数値を掲載します。
クラフトアイテムについて詳しく知りたい方は下記のページをご覧ください。
オブジェクトが光って見えるようにする──マテリアルのEmissionを設定する
オブジェクトが光るようにする方法は簡単です。
使用するマテリアルに「Emission」を追加するだけ。
「Emission」を追加することで、そのマテリアルが光源のように見えるようになり、プロパティによって発光具合を調整することができます。
- Emmision|Unity公式ドキュメント

手前の青いキューブが「Emission」未設定のマテリアルを適用したオブジェクト、奥の青いキューブが「Emission」を設定したマテリアルを適用したオブジェクト
それでは設定方法を説明します。
- Emissionを適用したマテリアルを選択してInspectorを表示させてください
- Inspectorの「Emission」の右にあるボックスにチェックをつけてください
- Colorの横にあるバーから、色味や発光具合(Intensity)を調整することができます
これだけで発光しているように見えるマテリアルをつくることができます!

ワールドクラフトの環境をUnity上で再現する
設定が簡単な分、自分の思い通りの光り方を再現するのは調整が大変だと思います。

このように設定によって、光り方のバリエーションを色々つくることができます。
ただワールドクラフトに1個1個アップして確認するのは大変…
そういう時は、Unity上でワールドクラフトの「光の強さ」の見え方に近いものを設定することで確認作業を効率化することができます。
Post Processingを設定する
まずはPost Processingという機能を設定していきます。
これは見た目をよりリッチにできるさまざまな設定が行える機能で、Unityでのワールド制作にも使用されるので、ぜひ覚えてみてください。
詳しい設定方法は下記の記事を参考にしてください。
ワールドクラフトの「光の強さ」を再現するパラメータの参考数値
Post Processingの設定ができたら「Bloom」という項目を設定してください。
Bloomには、さまざまなパラメータがありますが、今回は「Intensity」「Threshold」「Soft Knee」「Diffusion」を設定していきます。

下記にワールドクラフトの「光の強さ」を再現するための参考数値を記載します。
こちらをそのまま反映していただくだけで再現ができます!

「光の強さ」 | 左 | 中 | 右 |
Intensity | 2 | 2.25 | 2.25 |
Threshold | 0.85 | 0.65 | 0.1 |
Soft Knee | 0.2 | 0.4 | 0.5 |
Diffusion | 4 | 4.5 | 5 |
クラフトアイテムとしてアップロードする
満足いくものができたら、クラフトアイテムとしてアップロードして販売してみましょう!
あなたのワールドが色々なクリエイターに使ってもらえるかもしれません!