初ワールド制作で大賞受賞。モデルもテクスチャも全部自分で制作したワールド「猫迷路」の作者・しきさん

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cluster公式では毎月テーマに沿ってワールドを投稿してもらい、賞を授与する「お題企画」を開催しています。2月のお題企画テーマは「大にゃんこ祭」

「猫」という幅広いテーマの中で今回のお題企画で大賞を受賞したのは「猫迷路」というワールドです。
イラストのような世界観の街の中で猫を探して探索する迷路ワールドになっています。

なんだか温かみが感じられる街の雰囲気やテクスチャなど、初ワールド制作ながらモデルからテクスチャまですべて自身でつくられたというワールドは見応えたっぷりです。

今回はワールド制作者であるしきさんに受賞ワールドについてお話を伺いました。
まだこのワールドに行ったことがない方はぜひ行ってみてから読んでみてください!

趣味ではじめた3Dにどんどんのめり込んでいった

──普段はどういうことをされていますか?

普段は「E-mote」というツールを使って2Dの絵を3Dに動かすお仕事をしています。

2Dの絵を3Dに見せるということで3Dを勉強すれば上手くなるかなと思って趣味で3Dを始めたのですが、今では3Dの方が楽しくなっちゃってblenderばっかり触ってますね。

──普段はどういうものをつくっているんですか?

ミニチュアみたいな小さな世界におさめたものを作っています。

──このワールド「猫迷路」もすごくミニチュア的ですよね。clusterはいつ頃から始めたんですか?

今年(2022年)の頭くらいですね。それまではVRChatくらいしか知らなかったのですが、もうちょっと手軽なのがあるというのをTwitterで見かけたのです。
そんなに難しくなさそうだからこれならいけそうと思って、キャラをアップしてみたのが最初ですね。

ワールド「猫迷路
しきさんのアバターはふわふわした羊のキャラクターでした

──普段はclusterで遊んでいるんですか?

たまに入ってます。マイクは使っていないのですが、エモートと文字があるのがとってもよいですね。行けてはないのですがclusterはゲームが割と豊富な感じがして、そういうのがたくさんあるから楽しいなと思っています。

──今回、お題企画に挑戦したきっかけはあったんですか?

お題企画もTwitterで見かけて、ちょうどワールドをつくる練習をしようと思っていたので、やってみたいなと思って挑戦しました。

──はじめて1ヶ月くらいでワールドをつくってお題企画に投稿したんですね。なかなかストイックですね。

間に合わなければ普通に公開すればいいというくらいの気持ちでやっていました(笑)

はじめてのワールドづくりはすべてが大変だった

──ワールド制作ははじめてだと思うんですけど、どこが大変でしたか?

Unityを触ったことがほとんどなくて、最初は文字の置き方すら分かりませんでした。ただ、サンプルガイドがすごくよくできていたので、サンプルからつくるのはすごく楽でした。

あとは、背景素材のインポートの仕方が最初は分からなくて、最初は全部の素材を1個のオブジェクトにしてしまったり、色々と失敗はありましたね。

最終的にはzenさんの動画を参考にしたので、Creators Guideを見てやっとできたという感じです。

──それは嬉しいです!

ただシェーダーに関しては全然分からなかったですね……
これだけ使っておけば間違いないよというのがひとつあれば、そこから学習するので基本は欲しいなと思いました!

──なるほど。シェーダーは奥が深いですからね……Creators Guideでフォローできるよう何か考えておきます。

モデルからテクスチャまですべて自分で作成

──今回のワールドはどういうところから発想したのでしょうか?

お題企画のテーマが「大にゃんこ祭」だったので、そこからつくり始めました。
本当は猫だから街の中の壁の上とか屋根の上とか歩ければよかったんですけど、そこまで間に合いませんでした。
最初はclusterでジャンプ力がどれくらいあるのか分からなかったので、こういうところを登れるのかなーというところとかも分かりませんでしたね。

「猫迷路」には色々な「登れそうな場所」が配置されています

──なるほど今回のワールドは全部自分でモデリングされたんですか?

そうですね。

──柵の曲線とかいい感じですよね。

ありがとうございます。最初は真っ直ぐだったんですけど、こういう方がいいかなと思って。

──テクスチャも自分で描かれたんですか?

はい。3DSのゲームってポリゴン数が少なくても綺麗なものがあるので、それを参考にしました。

──なるほど。このワールドはすごく軽量なのもひとつの特徴だと思うのですが、それも意図したものなのでしょうか?

ワールドのつくり方として最初はポリゴン数を少なめにつくって全部後で奇麗にしようというやり方なのですが、clusterのwikiの中にスマホでも軽量なサイズの基準が書いてあって、それに合わせた結果、自然とポリゴン数が少な目になったという感じですね。本当はベランダとかもつくってもっと街っぽくしようと思っていたんですけど。

猫ちゃんも140ポリゴンくらいなんですけど、結構奇麗にできましたね。

ワールドの各所にいる猫ちゃんはポリゴン数が少ないと分からないほど可愛くつくられています

細かいこだわりが見どころのワールドづくり

──特にこだわりのポイントなどはありますか?

テクスチャを坂道で曲げちゃうとVRの人たちは気持ち悪くなっちゃうかなと思って細かい調整をしています。階段のテクスチャを貼っていたり。本当はちゃんと階段をつくっていたのですけど、すごい急になって登りにくかったり、ポリゴン数を減らすために坂道に変えたりしました。

──なるほど。細かい部分でのこだわりがあるんですね。最初は気づかなかったのですがskyboxも猫でびっくりしました。

せっかくなら空もこだわろうと思ってつくりました。

上を見上げると猫の形をした雲が

──ワールドの色々なこだわりは、他のワールドを参考にしたりしたのでしょうか?

まだワールドはあまり見れていないのでそういうわけではないですが、『ドラゴンクエストビルダーズ2』をよくやっていて、街のつくり方はそこで学べたような気がします。

──今日はありがとうございます!今日は色々お話をうかがえて面白かったです。最後に今後つくりたいワールドなどありますか?

おつかいゲームや謎解きワールドをつくってみたいと思っています。


まだ「猫迷路」を訪れたことがない方は下記リンクからぜひ遊びに行ってみてください!