clusterでは、誰でも有料チケット制のイベントを開催できる「【cluster 有料チケット制イベント】フリートライアル」の参加者を2025年11月30日まで申し込み受付しています。詳細は募集記事をご覧ください。
参加を検討している人の中には「有料イベントってどんな感じなんだろう?」と思い、参加を決めかねている方もいるかもしれません。そこで、今回は2024〜2025年最初にかけて開催した有料チケット販売イベントの開催プログラム「Cluster LIVE MUSIC CLUB」の先行体験に参加していただいたクリエイターの方々に、参加のきっかけや参加しての感想をインタビューしました。
フリートライアル参加を検討している方は、ぜひ読んでみてください!

グッジオ さん
clusterでの音楽活動やドラム耳コピ、DTXManiaの譜面動画作成などをメインに活動しています。
clusterアカウント→https://cluster.mu/u/gzzio
SYNCROOMからclusterへ
──最初に自己紹介をお願いします。
セッションによる演奏を中心に音楽活動をしています。自分は色々な楽器が演奏できるマルチプレイヤーなので、色々な人と様々な楽曲を演奏することがメインで活動をしています。
──元々、リアルタイムに音楽セッションができるアプリ「SYNCROOM」の方で活動されていたそうですね。そういう風にオンラインでのセッションの経験があったから、clusterでの活動を始められたのでしょうか。
そうですね。以前は、ニコニコ生放送やツイキャスで配信していたのですが、そちらだとお客さんの姿が見えない状態で演奏することになります。その時、clusterだと路上ライブに似た感覚で演奏ができて楽しいよと聞いて、clusterを始めてみました。
──実際にclusterで活動をしてみて、バーチャルイベントの魅力はどのように感じましたか。
今言ったように、実際のライブのようにお客さんの目の前でパフォーマンスができて、お客さんの反応が見れるのが一番の魅力です。
clusterで初めて公式ロビーで弾き語りした時に経験した「お客さんが聞いてくれている」という感覚、そして、感想を聞けるというのは貴重な体験だったので、その時の記憶が強く残っていますね。
──なるほど。演奏ができること自体というよりはお客さんとのコミュニケーションがあることが重要なのですね。
また、メタバース自体が新しい分野なので、若い世代含めて色々な年代の人がいて、色々なジャンルの曲を演奏してもちゃんと興味を持ってくれるのも良いですね。気の合うユーザーが多いので、そういう人との繋がりがあってclusterを続けていられるんだと思います。

やってみないと分からない嬉しさ──有料ライブに挑戦した経緯と感じたこと
──Cluster LIVE MUSIC CLUBに応募したきっかけはどのようなものだったのでしょうか。
前提として、僕は新しいものや催しは基本的にチェックする、新しいもの好きというのがあります。なので、Xで先行体験募集の告知を見て「新しい試みだ!」ということで応募してみようかなと思ったのがきっかけです。
──開催するにあたって普段の無料のイベントとの違いなどとの違いは感じていましたか。
普段のイベントは無料なので敷居が低いのに対して、やっぱりお金を払って聞いてもらうのは、ハードルが高いと思っていました。
まず、お金を払ってまで聞きたいわけではない人たちは来てくれないですよね。なので、有料チケットを購入してまで来てくれる人はいるのだろうか、という不安はもちろんありました。だからこそ、人が来てくれた時は嬉しさや期待されているんだなと感じられて、普段の無料イベントよりモチベーションが上がりましたね。
──人が来てくれるか不安な中で、有料イベントの集客面で取り組んだことはありますか。
無名の人間がはじめて有料イベントに挑戦する上で、「誰も知らない自分という人間」を知ってもらう必要があるので、早めにチケットの販売を開始して、どういう経緯でイベントに臨むのか、などストーリーを発信することを意識しました。
自分の場合は、10年くらい前からSYNCROOMで弾き語りを続けてきたので、その活動の集大成として有料イベントを開催することにしました、などのストーリーを発信しました。その文脈を理解した上でイベントに来てもらいたいなと思って、自分なりに告知の動画をつくったり、告知は積極的にしました。
──有料イベント自体を開催してみて発見はありましたか。
告知をすればちゃんとリアクションが返ってくるというのが分かりました。
また、有料イベントを開催してみたら「またやってほしい」などリピートの声をいただいたので、そういう声がもらえるのは有料イベントを開催してみないと分からなかったことだなと思いました。
始めやすく、楽しめる場所が広がるバーチャルイベントへ
──グッジオさんは精力的にバーチャルイベントを開催されていますが、バーチャルイベント自体の将来性についてはどのように考えられていますか。
僕の意見というよりは、周りを見ていて思ったことなのですが、clusterの中だけではなく、YouTubeで配信するとか地域のイベントと結びつけて、連携して外に向けて発信するようになると良いのではないかと思っています。
例えば、どこかの大きなデジタルサイネージの画面でclusterのライブの様子などを発信できたら面白いですよね。
また、最近はOSCによって、外部と連携してアバターを動かすことができるようになったので、ロボットにアバターの動きを同期させて動かす、など、技術的に新しいことができるという見せ方でclusterのことを発信できると良いのではないかと思っています。
人間ってやっぱり見たことのないものに興味を持つと思うので。
──街中のデジタルサイネージなどにclusterのイベント等を配信できたら、確かに面白いですね。最近はデジタルサイネージも増えてきているので、リアルとバーチャルが溶け合ったような面白い風景になりそうです。
これまではVR機器とトラッキング用の機材を買うと数十万円必要になってコストが高かったのですが、OSCが使えるようになってWebカメラのような数千円でも変える機材を利用して使えるアバタートラッキングツールが開発されたため、自分のアバターで弾く姿を出していける面白さを気軽に体験できるようになっています。そのように、演奏をする人にとっては始めやすい環境が整ってきたと感じています。
演奏を見に来てくれる人たちも、これまではclusterのエモートのループ的な動きしかできなかったのが、OSCの登場によって、色々な動きができるようになってきています。
だからこそ、それが見える場所を増やせば、始めやすさと相まって興味を持つ人も増えるのではないかと思います。
また、最近だと、配信の映像をグリーンバックで透過させてcluster上で演奏しているかのようなアプローチも出てきています。
リアルの動きをアバターに反映させるための手段が、僕がclusterを始めた頃よりすごく増えているんですよね。なので、これからはより一層面白い、見たことのないライブができるようになっていくと思うので、今後始める人には是非おすすめしたいですね。

学びから演奏まで、ワンストップで経験できるバーチャル空間の良さ
──グッジオさん自身の、今後の活動の展望があればお伺いしたいです。
自分の演奏を見てもらいたいのはもちろんなんですが、clusterを始めてから人に音楽や楽器を教える機会が増えて、そうした活動をもっと広げていきたいなと思っています。教えた人ができるようになっていくのが嬉しいので、楽器についてのレクチャーイベントとかできたら良いなと思っています。
リアルでも、楽器の使い方を教える教室みたいなのはあるのですが、例えば、その教室が遠くて参加できない人が、楽器さえ持っていればメタバースでレッスンを受けることができれば、良い機会になりますよね。
また、今は音楽ライブなどが有料イベントのメインになっていますが、そういうレクチャーイベントや脱出ゲーム・展覧会を有料イベントにしたり、音楽に限定しない有料イベントが出てくれば間口が広がると思うので、色々なアイデアを出して、色々な方向のイベントをやってみたいなと思います。
──楽器を教えるにあたってバーチャル空間は便利なのでしょうか。
clusterだとスクリーンで画面共有や画像投影ができるので、自分がどうやって演奏しているかみたいなのをその場で手元を見せられて、教えやすいですね。
──なるほど。実際に演奏している方の手元を見ることができると、理解度が変わりそうですね。普段はどういう楽器を教えているのでしょうか。
自分はドラム、ベース、ギターに鍵盤と、色々な楽器を教えられるので、バンド編成で、音を合わせる部分や音が被ってしまう部分の対応とか教本には書いてないようなことも教えられるんですよね。
──教えてくれる人に出会おうとしたら何らかの教室に行かなければならなかったのが、グッジオさんみたいな方に出会えて、そこで楽器を学ぶことができる。そういう機会をもたらしてくれるなら、バーチャル空間にはすごく価値があると感じられますね。
また、リアルにある教室にいる方は、特定の楽器専門で教える方が多くてマルチプレイヤーではないことが多いので、僕みたいな野良のプレイヤーだからこそ教えられることもあると思うんですよね。
僕は天才タイプではなくて、何回も挫折した人間だったので、その中で色々改善していったからこそ、初心者から徐々に上達していくための方法が分かるんです。

──人に教えることは、clusterを始めてから興味を持ったのでしょうか。
そうですね。
今、5〜6人の方に教えているのですが、楽器をまったく触ったことがないところから2〜3ヶ月で弾き語りやセッションができるレベルになります。それがすごく嬉しいんですよね。また、楽器の演奏だけではなく、機材は何を揃えたらいいのかというアドバイスや、SYNCROOMのセッティングやノイズをカットするプラグインは何が良いとか、色々な観点でアドバイスができるので、自分のアドバイスでその人の活動が広がればすごく嬉しいんです。
──そこまでのアドバイスができるのであれば、もうお金もらって良いレベルですね。
自分としては、お金が欲しいとかではなくて「自分には音楽はできない」と思っている人に音楽を始めてもらいたいという気持ちがあるんです。
──なるほど。
だから、今教えている方々もゆくゆくはライブなどのバーチャルイベントを開催して欲しいなと思っています。音楽に詳しくなれば、音楽に興味を持つので、他の音楽イベントに聴きに行く人も増えるし、そして演奏する人が増えればイベントも増える。そういう風に活気づいていくのではないかと思います。
そして、その人が5〜6年してベテランになって教えられるようになったら、また他の人に教えて……という風に続いていけば良いですよね。
──演奏する楽しさや大変さが分かれば、イベントを見る時の楽しみポイントも増えますもんね。教えるところから技術を磨くところ、そして演奏するところまでバーチャル空間上で完結できるというのは、改めて考えてみるとすごいことですね。
固い言葉で言えば人材育成ですよね。それがバーチャル空間上だけでもできるのが面白いです。
自分が知見を提供するのは、その人に自信を持ってもらおうという想いが一番にあります。
やっぱり初心者の人は「自分はレベルがまだ低いから弾き語りを人前でやるのは恥ずかしい」と思ってしまうんです。だから、イベントを開く勇気が出ない。でも、音楽ってそもそも自信を持つところから始めるのが第一歩なので、その自信を持ってもらって、踏み出してもらいたいという気持ちがあります。
だからこそ、普段、色々な人がやっているイベントは全部すごいことなんだよ、と伝えたいです。イベントで人を集めて楽しませているってのはすごいこと。
色々な人にイベントを開くことができる自信を持ってもらって、そして、有料チケット販売のフリートライアルにも挑戦してみてもらいたいなと思っています。
──まずは自信を持ってやってみることが重要ということですね。
そうですね。
また、有料イベントのフリートライアルに挑戦したら、結構緊張すると思うのですが、そこを乗り越えたら、普段のイベントもさらに自信を持ってできるようになるのではないでしょうか。だから、勇気をつけるという意味でも挑戦してみたら良いのではないかなと思います。
(2025年10月20日収録)






















