テストプレイ時などに便利なCluster Creator Kitエディタ機能の紹介

Unityを使ったワールド制作をしていて、ちょっと不便に感じることがありませんか?
Cluster Creator Kitにはワールド制作に役立つちょっと便利な機能があります。今回の記事では、その機能をいくつか紹介します。活用して作業を効率化しましょう!

視点の高さを変える

様々な大きさのアバターで楽しめるようにワールドをつくりたいとき、毎回ワールドをアップロードしてアバターを変えて確認しなくても、プレビュー時の身長(カメラ位置)を変更することができます。

  • Cluster Creator Kit導入済みのプロジェクトで、Unity上部メニューの「Cluster」を開きます。
  • Preview>Settingsを選択し、Preview Settingsウインドウを表示してください。

Preview Settingsウインドウに「視点の高さ」という項目があるので、値を変更することで立っているときと座っているときそれぞれのプレビュー時の身長を変えることができます。

セーブデータを管理する

clusterではギミックを用いてプレイヤーの状態(トリガーの値)をセーブすることができます。

プレビューではセーブされていない状態を確認するために、いつでもセーブデータをリセットすることができます。

上と同じPreview Settingsウインドウで「現在のシーンのセーブデータを削除する」ボタンを押すことで、プレビューのセーブデータをリセットできます。

コメントや画像を投影する

スクリーンやコメントボードも、実際に使われたときにどんな風に見えるかをテストすることができます。

  • 上部メニューのCluster>Preview>ControlWindowを選択してPreview Control Windowを表示します。

プレビュー中にPreview Control Windowの「コメント」の下にある「表示名」「ユーザー名」「コメント内容」を入力して「コメントを送信」ボタンを押すと、ワールドに設置したコメントボードにコメントが反映されます。

また「メインスクリーン」の下の「サンプル画像を投影」でスクリーンに画像を投影することができます。

パフォーマー権限

イベント向けのパフォーマー専用機能をテストするために、プレビューのプレイヤーをパフォーマー権限に切り替えることができます。パフォーマーエリアやパフォーマー専用スポーンのテストに使えます。

  • 同じくPreview Control Windowの「プレイヤー情報」の項目で、「権限変更」ボタンを押すと「現在の権限」が「参加者」から「パフォーマー」に切り替わります。
  • 「パフォーマー」の状態ではPerformerOnlyのコライダーをすり抜けられるようになります。
  • また、その下の「リスポーンする」を押すと権限に応じたスポーン地点にワープします。

パフォーマー専用機能については「イベント会場制作に役立つTips集」を参照してください。

Webトリガー

イベント会場ではブラウザから会場にトリガーを発生させる「Webトリガー」という機能を使うことができます。このWebトリガーもプレビュー上でテストすることができます。

Webトリガーの使い方とプレビューでのテスト方法はこちらの記事で紹介しています。

Cluster Creator Kitの情報を見る

上部メニュー>Cluster>AboutでCluster Creator Kitについての情報を見ることができます。
ドキュメントやCreators Guideへのリンクも記載されています。

記事をシェアしてワールド制作を盛り上げよう!