clusterクリエイター・かおもさんが制作した、Cluster Scriptを簡単に制作できるツール「ModularCS」の紹介記事を執筆いただきました!
はじめまして、かおもと申します!
この度、「ModularCS」というClusterScriptを簡単に扱えるようになる(かもしれない)ツールを作りましたので、紹介いたします!

ModularCSはどんなツール?
ModularCSは2つのことができるツールです!
- 「パーツ」をドラッグ&ドロップして、ClusterScriptを組み立てることができます。
- 「パーツ」を独自に作成して、誰かに使ってもらうことができます。
それぞれ少し細かく紹介していきたいと思います。
「パーツ」をドラッグ&ドロップして、ClusterScriptを組み立てることができる
ModularCSでは、様々な機能を持った「パーツ」を用意しています。
この「パーツ」をドラッグ&ドロップで配置すると、ModularCSは内部でClusterScriptを作り出します。そしてそのスクリプトをCCK「Scriptable Item」の「Source Code」に自動的に設定してくれます。
このような仕組みで、ドラッグ&ドロップだけでClusterScriptを組み立てられるようになっています!
つまり、スクリプトを書くためのテキストエディタは不要です!
「パーツ」を独自に作成して、誰かに使ってもらうことができる
実はModularCSの「パーツ」自体が、ClusterScriptで作られています。
ですので、決まった書き方に沿う必要はありますが、Visual Studio Codeなどがあれば 「パーツ」を作ることができます。
「パーツ」はProjectの「Assets>KaomoLab>ModularCS>パーツ置き場」以下にjsファイルとして配置されています。作った「パーツ」をこのフォルダ以下に配置することで、ModularCSで使うことができます。
このようにModularCSは、「パーツ」を通じて「使う」と「作る」の両方のことができるようになっています!
ModularCSを導入する
ModularCSはUnity上で動作します。
Cluster Creator Kitも必要なので、導入しておいてください。
ModularCSはBOOTHで配布しています。
こちらより、無料版をダウンロードしてください。
ダウンロードしたファイルは、zipファイルとなっていますので、展開してください。
「KaomoLab_ModularCS_1xx.unitypackage」をProjectにインポートします。
※1xxはバージョンによって変わります。
これにて導入は完了です!
それでは早速使ってみましょう!
ModularCSでClusterScriptを組み立ててみる
今回は、2つのチュートリアルを用意しました。
ModularCSの操作や世界観に慣れてもらえると嬉しいです!
プレイヤーについてくるアイテムを作る
まずこちらの公式ガイドのついてくるペットとほぼ同等のアイテムを作ってみましょう。

公式記事では、サンプルコードを貼らなくてはいけなかったり難しそうですが、ModularCSであれば
- Movable Itemのついたオブジェクトを用意する
- オブジェクトに「Modular CS Component」を追加する
- 「一番近いプレイヤーに向かう」 パーツをドラッグ&ドロップして、設定
の3ステップでできます!スクリプト部分はドラッグ&ドロップ一発で作れますよ!
先の公式ガイドを参考にアイテムの設定まで行ってください。
モデルを用意するのが大変であれば、Movable ItemのついたCube でも大丈夫です。
アイテムの設定が終わりましたら、アイテムに「Modular CS Component」を追加してください。

「エディタを開く」 というボタンがありますので、それを押してください。
以下の画面が出てきます。

出てきた画面が小さければ、適宜拡大してください。
この画面を操作してClusterScriptを組み立てていきます。
それではプレイヤーについてくるアイテムのClusterScriptを組み立てましょう!
「パーツ」を組み立てる
冒頭でお話したとおり、ModularCSは様々な 「パーツ」 を組み立てて、ClusterScriptを作るツールです。
今回はこのチュートリアル用に用意した「パーツ」を利用します。
「パーツ」は 機能ごとにフォルダ分けして 管理されています。
画面左の 「パーツ一覧」 を
- 3:データで何かをさせる、動かす、指示する。
- アイテムや子オブジェクトに対して
- 組み合わせ済み処理
という順に開いてください。

このフォルダの中に 「一番近いプレイヤーに向かう」 というパーツがあります。
こういった「パーツ」を 「ドラッグ&ドロップ」で配置 して組み立てます。
「一番近いプレイヤーに向かう」を 「画面更新(毎秒20-90回程度)のタイミングで処理します。」 の下側に配置してください。
「パーツ」をドラッグすると色が変わる箇所があるので、その場所に配置してください。

これでプレイヤーについてくるアイテムは完成です!!
「ModularCSエディタ」の画面は閉じてしまってもOKです。ドッキングさせてもOKです。
シーンを保存をしてから ワールドをアップロードして確認してみてください(ベータ機能を使っているので設定をお忘れなく)。
「移動速度」などの数値を変更すると、それに合わせて動きも変わります。
変更したらアップロードして確認してみてください。
ModularCSでは、このように「パーツ」を配置してClusterScriptを組み立てます。
複雑な処理を組み込んだ「パーツ」であれば、今回のようにドラッグ&ドロップ一発でアイテムが作れたりします!
テキストエディタを使わないので簡単ですね!
プレイヤーが乗ったら上にジャンプするアイテムを作る
次に公式ガイドのジャンプ台とほぼ同等のアイテムを作ってみましょう。

今回はスクリプト部分をドラッグ&ドロップ5回で作れますよ!
今回は公式とは少し作り方が違います。
コライダーが付いていれば何でも良いです。平べったくしたCubeが簡単です。
今回使う機能には Rigidbodyが必要なので追加します。重力はOFFでConstraintsを各種ONにしておきます。
アイテムを配置しましたら、アイテムに「Modular CS Component」を追加してください。

「エディタを開く」ボタンを押して編集を始めましょう。
今回は「パーツ」を3つ使います。
1つ目のパーツ
「パーツ一覧」から
- ((上のフォルダに戻る)を連打して一番上のフォルダに戻る)
- 1:データを作る、準備する、取り出す。
- 自分で準備するデータ(下の方にあるので見当たらなければスクロールしてください)
- 「3次元データ(位置など)を準備する」
この「パーツ」を 「最初に一度だけ処理します(以下略」 に配置します。
この「パーツ」でプレイヤーがジャンプする方向を指定します。

2つ目のパーツ
- ((上のフォルダに戻る)を連打して一番上のフォルダに戻る)
- 1:データを作る、準備する、取り出す。
- 特殊な処理専用のデータ
- 「このアイテムに衝突した物体のデータ。」
この「パーツ」を 「アイテムが別の物体と衝突したタイミングで処理します。」 に配置します。
この処理はかなり右の方にあるので、スクロールして表示 させてから配置します。
この「パーツ」でアイテムに乗っかったプレイヤーを取得します。

3つ目のパーツ
- ((上のフォルダに戻る)を連打して一番上のフォルダに戻る)
- 3:データで何かをさせる、動かす、指示する。
- プレイヤーに対して
- 「プレイヤーに速度を加える。」
この「パーツ」を同じく「アイテムが別の物体と衝突(以下略」に配置します。
この「パーツ」でプレイヤーを実際にジャンプさせます。
2つ目に配置した「パーツ」よりも「「下」」 に配置してください。
パーツは上から順に処理されるからです。

これで「パーツ」の配置は完了です!

「データ」を組み込む
ここで新しい要素「データ」が出てきます。
「データ」は「パーツ」で作り出したり、加工したり、使ったりすることができます。
配置した「–3–プレイヤーに速度を加える。」を見てください。赤くなっている枠があります。
この「パーツ」の処理には「データ」が必要で、ここに「データ」を配置する必要があることを示しています。
それでは「データ一覧」から 「(–1–のデータ)3次元のデータ」 を「加える速度」の枠に配置してください。
これにより、「–1–3次元データ(位置など)を準備する。」で指定した方向に、プレイヤーがジャンプするようになります。
続いて 「(–2–のデータ)衝突したプレイヤー」 を「プレイヤー」の枠に配置してください。
これにより、「–2–このアイテムに衝突した物体のデータ。」で取り出したプレイヤー、つまりアイテムに乗ったプレイヤーがジャンプするようになります。

配置する際に気づかれたかもしれませんが「データ」は配置できる箇所が限られます。これは「データ」に種類があるためです。
例えば、3次元のデータはプレイヤーの所に配置できません。
最後に、どれぐらいプレイヤーをジャンプさせるか指定しましょう。
「–1–3次元のデータ(位置など)を準備する」のYに「10」を指定しましょう。 結構派手にジャンプしてくれると思います。
これでプレイヤーについてくるアイテムは完成です!!
シーンを保存をしてから ワールドをアップロードして確認してみてください(ベータ機能を使っているので設定をお忘れなく)。
紹介は以上になります!
「パーツ一覧」には他にも様々なパーツを用意しています。
ぜひ一通り眺めてみてください!
Assets/KaomoLab/ModularCS/作例集 にサンプルをいくつか用意しています。
その他の情報まとめ
以下の記事では、今回のチュートリアル以外の情報も載せています。
https://zenn.dev/vkao/articles/61e5a0c9c41a67
- よくある質問
- チュートリアルで紹介できなかった操作や情報
- 「パーツ」の作り方
バグ等ございましたら、作者のX(旧Twitter)までご連絡ください!ClusterScriptでの創作が少しでも加速することを願っています。
それでは、良いClusterScriptライフを!


















