テンプレートワールド「フィッシング」が公開されました。
こちらはワールドにポンと置くだけで釣りが楽しめるようになるテンプレートです。釣れるものを変えたり、サイズやポイント、確率を変えることもできるので、オリジナリティを出すこともできます。
専用ワールドをつくってもいいですし、いつもいるワールドなどに、ちょっとした遊びとして入れてみるのもおすすめです!
本記事では、テンプレートワールド「フィッシング」の内容について紹介します!
テンプレートワールドって何?って方はこちらの記事で導入方法を解説しているので、ぜひご覧ください。
ワールドにぽん置きするだけ!
今回のテンプレートは必要なものをワールドに置くだけで釣りを遊ぶことができます。

Fishing > Prefabsに入っている「Fishing」というPrefabを置くだけで「釣ってポイントを得て、釣ったものを図鑑で確認し、ポイントを引き換えて新しいアイテムを得ることができる」釣りが楽しめるようになります。


また、Fishing > Prefabs > Gimmicks に入っている「Rod(釣りギミック本体)」「Catalog(図鑑ギミック)」「Player(セーブギミック)」「Vender(ポイント引き換えギミック)」を別々に置くことも可能です!
Fishing > Scenes に「Fishing」というサンプルのシーンファイルがありますので「とりあえず触ってみたい!」という方はそちらをご覧ください!

※フィッシングはCluster Scriptが使われているため、Unity上では動作しません。実際に遊びたい場合はclusterにアップロードしてください!
実際に触るのが一番ですが、下記で簡単にフィッシングのギミックの内容について紹介します。
フィッシングの中身
釣りギミック
椅子に座ると釣りができます。座った後に「スペースキー」を押すと釣り開始です。「!」が出てから「スペースキー」を押すと釣り上げることができます!釣り上げたもののサイズやポイントが右上に表示されます。

図鑑ギミック
釣り上げたものは後から図鑑ギミックで確認できます。
椅子に座ると、釣り上げたものの一覧が出ます。詳細を見たいものをインタラクトすると詳細な情報を見ることができます。

ポイント引き換えギミック
釣り上げたものにはポイントがつくようになっています。このポイントを使って別の竿を手に入れて、使えるようにするギミックが入っています。この機能をうまく使えば、一定ポイントを貯めたら開く扉などがつくれるかも?

セーブギミック
釣り上げたものやポイントの情報はセーブ機能を使って、一度スペースから出ても情報を引き継ぐことができます。
オリジナリティを出すための改変方法
釣れるものや竿、池などの見た目を変えるだけでも、置かれるワールドに合ったオリジナリティを出すことができます。以下では、改変方法について解説します。
釣れるものを変える
釣りギミックで釣れるものを変えることができます。
ここでは、「釣り上げたものの見た目」「図鑑に表示されるもの(見た目や名前、説明)」を変える際の手順を解説します。
最大16種類設定できますが、16番目のものは仮にしてあるので、ぜひオリジナルのものを加えてみてください!
釣り上げたものの見た目を変える
釣り上げたものの見た目を変えるには、HierarchyのRod.prefab>Root>Line>Prizes>Prize_XX の子に入っているモデルを差し替えるだけです(最初は釣り上げる前の状態なので非表示になっています。変更する際は変更が確認できるよう適宜表示するようにしてください)

図鑑一覧に表示されるものを変える
釣り上げたものの見た目を変えたら、図鑑に表示されるものも対応して変えるようにします。
図鑑の一覧ページを変える場合は、CatalogViewer.prefab > Root > Catalog > CatalogButtons > CatalogButton_XX の子にある Models の中のモデルを差し替えます。釣り上げたものと図鑑との対応は以下の図のようになります。
「釣れるもの(Prize_XX)」「図鑑一覧(CatalogButton_XX)」「図鑑詳細(CatalogDetail_XX)」の数字(XX)は共通になっています。


図鑑詳細に表示されるものを変える
図鑑の詳細ページを変える場合は、 CatalogViewer.prefab > Root > Catalog > CatalogDetails > Canvas > CatalogDetail_XX > Root > Contents の内容(Name, Detail, Model)を変更します。
Nameは左上、Detailは右上、Modelは左下の表示が変わります。

池や椅子、竿などの小物を変える
池や椅子、竿の見た目も変えることができます。
各Prefabのモデルを差し替えることで、見た目を変えることができます。
また、テンプレート内に椅子や池、その他小物はいくつかバリエーションを用意しています!

釣竿の長さが変わる場合は Rod.prefb > Root > Rods > RodTip の位置を変えると糸の位置(ウキや魚の位置)を変えることができます。
釣れるまでの時間、確率やサイズ、獲得ポイントを変更する
釣れるものの釣れる確率やサイズ、獲得ポイントも変更することができます。
こちらはCluster Scriptで設定されているため、スクリプトを書き換える必要があります。Scripts > Rod.js をテキストエディタなどで開いて、下記の部分の数字を書き換えてください!

発展編:釣れた時などに効果音を加える
Play Audio Source Gimmickを使うことで、効果音を追加することができます。
設定方法は以下の通りです。
- Hierarchyを右クリック、または上部メニューのGameObjectから「Create Empty」を選択して、空のGame Objectを作成します。
- 作成した「GameObject」を選択して「Inspector」から「Add Component > Audio Source」を追加します。
- Audio SourceのInspectorで、AudioClipに効果音の音声ファイルをドラッグ&ドロップするか、◎ボタンから選択してください。
- また、Audio Sourceの「Play on Awake」はチェックを外しておきます。
- 続いて、Audio SourceにAdd Componentから「Play Audio Source Gimmick」を追加します。
- Itemの欄に音を付けたい釣竿のGameObject(Rod)の子にある「Root」をドラッグ&ドロップで指定してください(項目右の二重丸からも選択できます)。Parameter Typeは「Signal」を選択します。
- KeyとTargetを下記のSignalに設定することで、それぞれのタイミングで効果音を鳴らすことができます!
- 竿を投げた時:Cast(Target: Item)
- ヒット時:Hit(Target: Item)
- 釣り上げた時:Catch(Target: Item)
- 新種を釣り上げた時:fishing_GetNewSpecy(Target: Player)
- サイズ記録を更新した時:fishing_UpdateMaxSize(Target: Player)
「フィッシング」は既存のワールドに置くだけでも釣りゲームを楽しむことができますが、ワールドの世界観に合わせて改変することで、より楽しんで遊ぶことができると思います。
「自分のワールドに何か遊びを入れたいなあ」と思っている方はぜひ置いてみてください!





















