ワールドクラフトのワールドに自分が描いたイラストや撮影した写真などを入れてみたいですよね。
イラスト・写真を取り込んだモデルをクラフトアイテムとしてアップロードすることで実現できます。今回はその手順を解説します。
クラフトアイテムのテクスチャは自動的に軽量化されて表示されるため、元の画像の解像度通りには表示されない場合があります。クラフトアイテムの制限についての詳細はこちら。

動画でも手順を確認できます。

自分でアップロードしたクラフトアイテムはストアに出さなくても使えます!
自分でアップロードしたクラフトアイテムは、自分だけが使う分には「商品登録」を行う必要はありません。
つまり、クラフトアイテムをアップロードするだけでワールドクラフトで使えるようになります。アップロードしてすぐ使えるので、確認しながら制作を進めることができます。

イラスト・写真をUnityに取り込む
それでは、早速イラスト・写真をUnityに取り込んでみましょう。
Unityをまだ使ったことないという方は下記の講座を参考にしてみてください!
今回の記事では、下記のサンプルオブジェクトを使います。もちろんご自身で用意しても大丈夫ですが、まずはこちらのサンプルで手順を覚えてみてください。
このサンプルを使う場合はイラストや写真は正方形である必要があります。
正方形ではない場合は自動的に縮尺が変わってしまいます。違う判型を使いたい場合は後半の解説を読んでみてください!

手順は簡単です。下記で手順を解説していきます。
- 使いたい写真やイラストをUnityのProject欄にドラッグ&ドロップ
- 今回は元々あるマテリアルを使います
- 「Assets > ClusterWorkshopSample_item > Sample > Assets > ClusterTutorial > Materials」にアクセスして、「Canvas」を選択して、Inspectorを表示させてください
- InspectorのAlbedoの左側を選択すると、テクスチャを選択する画面が出ますので、そちらから使いたい画像を選択してください
これでCanvasに表示されている画像が変更されるはずです!


- 新規につくる場合は、Project欄で「右クリック > Create > Material」でマテリアルを新規作成して、上記と同様にAlbedoから使いたい画像を選択してください
これだけで設定は完了です!
額縁のようなアイテムをつくりたい場合はhttps://creator.cluster.mu/cck-worldcreatetutroial-exhibition/ に入っているアセットを使うのがおすすめです。
あとは下記の記事に従って、クラフトアイテムとしてアップロードしてみましょう!
さらにつくり込みたい人向けの解説
正方形じゃなきゃだめなの?
今回は正方形のオブジェクトに画像・イラストを表示させるため、正方形である必要がありました。
オブジェクトに画像などを表示させる時には「UV」というものが使われており、その形状によってどのようにオブジェクト上に画像などが表示されるかが決まります。
例えば、今回のUVは下記のようになります。

この黄色い枠内に画像をおさめることで画像を綺麗に表示させることができます。
枠におさまらない場合は枠におさまるように自動的に圧縮されるため、意図通りの表示にならない場合があります。

つまり、UVの形状を変更させることで自分の思い通りの表示をつくることができます。

イラストに合わせたい場合はどうする?
Blenderのようなモデリングツールを使い、イラストの判型に合わせたモデルとUVを用意することで実現できます。
UVのつくり方については下記の記事で解説していますが、今回のようにイラストや写真を表示させたい時のための簡易な方法を紹介します。
今回はBlenderを使って解説します。Blenderを使ったことない、という方は下記の記事を参考に導入してみてください!
- まずは16:9のオブジェクトをつくります。
- 編集モードにして、表示したい面を選択してください
- 表示したい面が正面に見えるように「ビュー > 視点」で視点を調整してください

- 表示したい面が正面に見えている状態で「UV > ビューから投影」を選択してください
- 左上のBlenderアイコンの下にあるモーダルから「UVエディタ」を選択して、UVを表示させてください
- UVをエディタいっぱいいっぱいになるように拡大してください
これで完成です!

UVに合わせて表示したい画像を調整したい場合は「UV > UV配置をエクスポート」でUVを画像として出力できます。
出力された画像にあるUVに合わせて画像編集ソフトなどで調整することで、思い通りの表示にすることができます。

今回の方法を使うことで平面であれば、好きな形状にイラストや写真を表示することができるようになります。
ぜひ試してみてください!