ボクセル作成ツール「MagicaVoxel」を活用して3Dモデリングをしてみよう!

この記事は クラスター Advent Calendar 2022 16日目(1ページ目)の記事です。

みなさま初めまして!橋本真実です。
普段はピクセルアートを描いたり、歌ってみた動画をYouTube上に投稿していたりします。

今回の記事では、モデリング初心者の方を対象にボクセル作成ツール「MagicaVoxel」を活用して、3Dモデリングをする方法を紹介できればと思います。

作業環境
・Windows
・MagicaVoxel-0.99.6.4

MagicaVoxel とは?

「MagicaVoxel」(マジカボクセル)とは、立方体のブロックを積み上げて直感的に3Dオブジェクトを制作することが可能なフリーソフトです。

初めて3Dモデリングに挑戦する方やドット絵のような昔ながらの味のあるモデリングをしてみたい!という方にオススメなツールとなっていますので一緒に学んでいきましょう。

※画像のようにブロックを積み上げるだけで部屋を簡単に作ることが可能です。

MagicaVoxel インストール方法

MagicaVoxel公式サイトからダウンロードボタンをクリックし、ダウンロードします。

ダウンロードしたzipファイルをダブルクリックで展開してフォルダを開きます。
フォルダ中にあるMagica Voxel.exeをダブルクリックすると、Magica Voxelが起動します。

各パネルの説明・操作方法

MagicaVoxelを起動すると下記画面が表示されます。
まずは、各パネルの説明・操作方法を紹介できればと思います。

①メニューパネル

メニューパネル(画面上部)は、操作を元に戻したり、作成したデータの保存やデータの読み込みに利用します。

②パレットパネル

パレットパネル(左から1番目)は、色の選択・編集する際に利用するパネルです。

③ブラシパネル

ブラシパネル(左から2番目)はモデリングの基本操作を行うパネルです。

下記3種類の基本的な操作とブラシタイプを併用してモデリングを行います。

Attachブロックの追加
Eraseブロックの削除
paintブロックの色塗り

ブラシタイプ

ブラシタイプの下にある移動ツールや選択ツールを利用することでより効率よく編集を行うことができます。

④モデリングパネル

モデリングを行うためのパネルです。
ブラシパネルで選択したブラシをモデリングパネルでクリックすることでモデリングを行うことができます。

視点移動

視点移動右クリック+ドラッグ
拡大・縮小マウスホイール
視点の平行移動中央ボタン+ドラッグ

キャンバスサイズの変更

また、モデリングを行うキャンバスサイズの変更はモデリングパネル上部の数値を変更することで可能です。(最大256まで)

モデルエディターとワールドエディターの切り替えを簡易的に説明すると下記になります。

モデルエディター1つのモデルを制作する際に使うモード
ワールドエディタープロジェクト内で複数のモデルを扱えるモード

⑤エディットパネル

エディットパネルは、オブジェクト全体を編集する際に利用する機能が備わっているパネルです。今回は汎用的に利用する1部機能のみ説明できればと思います。

Tool

Fullキャンパスをボックスで全て埋める
Fill選択範囲をボックスで埋める
Clear全てのボックスを消去する
2x選択範囲を2倍のサイズにする
1/2選択範囲を1/2のサイズにする

⑥プロジェクトパネル

プロジェクトパネルは、保存ファイル一覧です。
「MagicaVoxel」で作成&保存したデータが「.vox」という独自形式ファイルで自動で追加されます。

3Dオブジェクトのつくり方

画面右上の画像箇所よりプロジェクトを新規作成してモデリングを行います。
今回は、基本的な操作を学ぶために「テーブル」を一緒につくってみましょう!

1. Deleteキーまたは、Editパネル内の「Clear」をクリックして3Dオブジェクトをすべて削除します。

2.メニューパネル右側のキャンパスのサイズを「30 20 10」に変更します。

3.ブラシパネルより「Attach」を選択してテーブルの脚と天板をモデリングします。

4.パレットパネルより変更したい色をクリックしてパレットパネル下の「Color」より色を変更します。

※今回は、「R200 G160 B98」「R130 G79 B36」「R107 G57 B6」の3種類で色を付けました。 
※表示が隠れている場合は、「Color」の文字をクリックすることで表示されます。

5.利用する色を選択した状態でブラシパネルより「Paint」を選択してテーブルの模様を描きます。

6. プロジェクトパネルより「Export」からobjをクリックして出力します。
※表示が隠れている場合は、「Export」の文字をクリックすることで表示されます。

完成です!お疲れさまでした。

最後に

制作した3Dオブジェクトは、そのままUnity上にインポートして、ワールド制作のアセットとして活用したり、クラフトアイテムアクセサリー、アバターなど「cluster」でのクリエイト活動に活かすことが可能です。

次回の記事では、今回の記事では紹介できなかった便利ツールを活用した記事を紹介できればと思います。

clusterで公開しているワールド『メタバース展示会「PIXEL COLLECTION 2022」

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橋本真実
▢ 真実は此処に在り。 Twitter: https://twitter.com/_lllll_llllll_l YouTube: https://www.youtube.com/@HashimotoMami

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