Cluster Creator Kit 2.12.0から、Cluster Creator Kitで制作したワールドでリアルタイムの影が出るように設定が可能になりました。
これまでのclusterでは、リアルタイムの影は出せませんでしたが、今回のアップデートでそれが可能になり、色々な表現が可能になります!
リアルタイムの影を出すかどうかはワールドごとに設定できます。今回は基本的な設定方法を紹介します。
基本的な設定方法
基本的な設定方法は以下になります。
- Cluster Creator Kit v2.11.0で追加されたコンポーネント「World Runtime Setting」の「Use World Shadow」をオンにする
- UnityのLightを設置し、Shadow Typeを「Soft Shadows」か「Hard Shadows」にする
- 影を落としたいGameObjectの設定
- 「Cast Shadows」をオンにする
- (「Receive Shadows」にチェックを入れる)
- 「他のオブジェクトの影をそのオブジェクトに落としたい時」はこれにチェックを入れる必要があります。
それぞれについて下記で詳細を解説していきます。
コンポーネント「World Runtime Setting」の「Use World Shadow」をオンにする
まずは、Cluster Creator Kitのコンポーネントの設定をしていきます。
- Hierarchyを右クリック、または上部メニューのGameObjectから「Create Empty」で空のGameObjectを作成します。名前は「Setting」など分かりやすい名前にしておきましょう。
- ※作成する場所はどこでも大丈夫です。
- 作成したGameObjectのInspectorで、Add Componentから「World Runtime Setting」コンポーネントを追加します。
- ※World Runtime Settingコンポーネントが検索に表示されない場合は、Cluster Creator Kitが最新版になっていることを確認してください。
- World Runtime Settingコンポーネントの設定で、「Use World Shadow」にチェックを入れてオンにすることでリアルタイムな影が出るようになります。
- デフォルトではオンになっています。

Unityのライトを設置し、Modeを「Realtime」か「Mixed」、Shadow Typeを「Soft Shadows」か「Hard Shadows」にする
リアルタイムな影を出すためには、リアルタイムなライトが必要になります。
こちらはUnityの機能である「Light」コンポーネントがついたGameObjectを設置する必要があります。
UnityのLightについてはUnityの公式ドキュメントか、Creators Guideのこちらの記事が参考になります。
- Hierarchyを右クリック、または上部メニューのGameObjectから「Light」で追加したいライトを作成します。名前は「RealtimeLight」など分かりやすい名前にしておきましょう。
- 作成したライトのInspectorで、Modeを「Realtime」か「Mixed」にしてください。
- 同じくInspectorで、Shadow Typeを「Soft Shadows」か「Hard Shadows」にしてください。

影を落としたいGameObjectの設定
影を落とすか、影がそのオブジェクトに落ちるかどうかはオブジェクトごとに設定することができます。
以下のように設定してください。
- 設定したいGameObjectのInspectorで、Add Componentから「Mesh Renderer」コンポーネントがついてない場合は設定してください。
- 同じく設定したいGameObjectのInspectorで以下の設定をしてください。
- 「Mesh Renderer」コンポーネントで以下の設定をしてください。
- 「Cast Shadows」をオンにする
- (「Receive Shadows」にチェックを入れる)
- 「他のオブジェクトの影をそのオブジェクトに落としたい時」はこれにチェックを入れる必要があります。
- 「Mesh Renderer」コンポーネントで以下の設定をしてください。
- 同じく設定したいGameObjectのInspectorで以下の設定をしてください。

リアルタイムな影を使うときの注意点
リアルタイムなライトが機能するのは1ワールド2個まで
1つのワールドで使えるリアルタイムライトは2つまでになっています。詳細な仕様はこちらのドキュメントを参照してください。
Unity上で確認する場合は設定はProject SettingsのShadowsにチェックを入れる
Unity上でリアルタイムな影が表示されない場合はProject Settingsの設定を行う必要があります。
- Unityの上部メニューから「Project Settings」を開き、「Quality > Shadows」の中にある「Shadows」を「Hard and Soft Shadows」に設定してください。

シェーダーによっては影を落とさない・影が落ちないことがあります
ワールドの見た目を構成するマテリアルなどには「シェーダー」という技術が使われています。このシェーダーの種類によっては影を落とさない・影が落ちないことがあります。
上記の設定をしても影が落ちない場合はマテリアルを選択し、Inspectorの上部にあるShaderを「Standard」などにしてみてください。
影を落とさない・影が落ちないシェーダーとしては「Unlit」があります。Unlitになっている場合はシェーダーを別のものに変えてみてください。
Unlitはテンプレートワールドで使用されている他、clusterでカスタムアバターを使用している方はアバターのシェーダーがUniGLTF/UniUnlitになっている場合もあります(また、clusterではアバターにStandard系シェーダーが使われていた場合はcluster上ではUnlitTextureに変換されて表示されます。詳細はこちらの記事をご覧ください)。
リアルタイムな影を使うことで色々な表現が可能になります。ライトベイクと組み合わせてみたり、色々な工夫で可能性が広がると思うので、ぜひ使ってみてください。





















